空の樹に、おおきなキリン

「空の樹」斎藤雨梟

とある都市では、二頭のキリンが巨大な塔を 建設中です。何のための塔かはわかりませんが、日々空へ伸びゆくその姿は、あらかじめ約束された、未来の懐かしさの形に似ています。 100年後の誰かの追想を思って見上げれば、 キリンと目が合うと言われています。

個展開催中

こんにちは。

上の絵にはモデルがあります。高い塔と、それを作っていたキリン。

2010年ごろ、建設中だった東京スカイツリーを時々遠くに見ながら描きました。

ただいまBFUギャラリーにて開催しています、斎藤雨梟個展「夢と歩けば」に出展中です。ぜひご覧ください。

ホテル暴風雨内のBFUギャラリーです。現在毎月の企画展示をお休みし常設室のみ公開しております。(2020年12月7日)

キリンの名前はジラフクレーン、じゃなくてジブクレーン

絵のモデルにもしましたが、高い塔や高層ビルを建てているキリン、いますよね。

「タワークレーン」というのが一般的な呼び名でしょうか。

スカイツリー建設に使用されたのはIHI運搬機械株式会社製で、こちらの会社では高層ビルを建てるキリン、もといタワークレーンのことを「ジブクライミングクレーン」と呼んでいるそうです。

え、ジラフクライミングクレーン?キリンがまさかの正式名称!?

と思った方はいませんか。私は思いました。
落ち着いて読みましょう、「ジラフクライミング」じゃなくて「ジブクライミング」です。

「ジブ」は「jib=肘」つまりアームを持っていることを指し、「クライミング」はもちろん「climbing」、つまりビル上の柱を登ることからそう呼ばれるのだとか。

さて、その中でもスカイツリーを建てる時に活躍したキリンは、キリンの中でも特別なキリンだと、ご存知でしたか。

従来のクレーンは300mまでの吊り上げが限界だったところ、スカイツリーは375mあるため、ワイヤの巻き上げ装置などを改良したスペシャルキリンが活躍したらしいです。

すみません、あまりよくわからないで書いてますが、IHI運搬機械株式会社ウェブサイト上のこちらの記事から引きました。くわしくは元記事を!

東京スカイツリー®プロジェクト(IHI運搬機械株式会社ウェブサイト内)

あの大きなキリンを、どうやって塔やビルの上に上げるの?柱を登るとは!?それに下ろす時もどうやるの?という疑問にバッチリ答えてくれるページもあります。背景の富士山がいいですね!

JCCタワークレーンの組み立て/解体 (IHI運搬機械株式会社ウェブサイト内)

以上、キリンファンにはたまらないページのご紹介でした。

じゃなかった、7年ぶりの個展のご案内でした。
BFUギャラリーでのweb個展は2017年4月末日までです、よろしくお願いいたします。